稽留流産から1年半、今回の妊娠までにやったことをまとめました。
子どもは授かり物ですし、なんらかの努力が直結するものではないとわかってはいましたが、健康づくりも兼ねて!と色々やってみていました。
もともと低BMIの筋肉なし子なので、健康的に生きよう!と思ってやっていることも多いので、妊活に関わらず健康づくりのための生活習慣改善としてもよいと思います。
ただ、あくまで個人的にやってよかったことで、全ての人に当てはまるわけではないと思います。
みなさんに合ったものが見つかれば幸いです。
通院

私は妊娠への近道は病院に行くことだと思っています。

病院って抵抗もあるし、金銭的にも時間的にもハードルが高いと思いますが、自分の現状がわかり、運が良ければ妊娠しない原因がわかることもあります。
妊娠はどうしたって若さが大切です。
自宅でタイミング法でやっていて、実は精子が極端に少なかったり、卵管がふさがっていたりすれば、タイミング法の期間が無駄になってしまうことも。。。
いざ不妊症だったり不育症だったりとわかってしまうことを思うと病院へのハードルは高いし、家庭によっては旦那さんの協力が得られないこともあるかもしれません。
仕事をしていると時間をつくって通うのが大変そうだし、不妊治療はお金がかかると聞き、金銭面の不安も大きいかもしれません。
私自身、フルタイムで働いていたので不安でしたが、私の通っていた病院は仕事をしながらの妊活に理解を示してくれ、できるだけ通院回数を減らして妊活できる方法を提示してくれたのでよかったです。

子どもを作りたいなら仕事なんてやってる場合じゃないだろうとか怒られるんじゃないかとドキドキしていたので良かったです。
(実際、最初に行っていた病院では、病院のペースでガンガン検査を入れられてしまって、「その日はどうしても行けないです」と言うと「え?これないの?」って感じだったので、転院しました。病院との出会いも大切かもしれません)
ともあれ、まずは検査だけでも行ってみるのが、色々と現状がわかるので良いと思います。
葉酸サプリ

ネットを開くと「妊娠するためにはコレ!」と色々なサプリメントがでまわっていますが、妊娠に関わるサプリメントで摂取が公に勧められているのは「葉酸」だけです。
妊娠しやすくするものでなく、「妊娠初期に摂取しておくと赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができる」というものです。
まだ検査薬も反応するかどうかの初期に十分量摂取していることが大切なため、「妊娠を考えたら葉酸摂取を」という普及活動がされています。
また、通常の食事だけだと、どうしても十分量摂れなかったりするので、葉酸に限っては厚生労働省からもサプリメントでの補助が勧められています。
厚生労働省がサプリメントの摂取をすすめるってなかなかないことなので、それだけリスク低減作用が分かっていて、しかも通常の食事からでは足りないということです。
けっこう色々なサイトで不妊をあおるような形で様々なサプリメントが紹介されていますが、あくまで妊娠初期の赤ちゃんに関わるリスクを低減させるものであり、葉酸を摂取していなければ妊娠しないというものではありません。
不妊を解消するものではありませんが、まだ妊娠がわからないような初期から葉酸は赤ちゃんに必要になってきます。
そのため、妊娠を望んだ時点で葉酸は摂取しておいたほうが良いと思います。
私も妊活を意識し始めてすぐ、サプリメントを飲み始めました。
女性は鉄やカルシウムも不足しがちかつ妊娠中は必要量も増すため、私は「葉酸+鉄+カルシウム」を一度に摂れるサプリメントを飲んでいました。
「葉酸・鉄・カルシウム」以外にもビタミン・ミネラル類が入っているサプリメントが多いですが、注意点としてはビタミンAが含まれていないものが安心です。
妊娠初期のビタミンAの過剰摂取は赤ちゃんの成長へ影響を与えます。
(摂取量を守って服用している分には大きな問題はありませんが、食事由来のビタミンAが多い日あり、それプラスサプリメント常用はちょっと摂りすぎな時もあるかもと念のためやめました。ビタミンAを含むサプリメントを適切に服用していたからといって何か問題があるわけではないと思います)
色々試しましたが、私はコスパからこの辺のサプリを飲んでいました。
また冷え性なので、ショウガ入りのものも飲んでいる時期がありました。
こちらはマルチビタミン系ですが、ビタミンAが入っていないので、妊娠中も飲めました。
鉄の必要量は、妊娠中期以降さらに増えるのですが、時期によって適した量に調整したサプリなのが魅力でした。

あとは、妊娠初期の間飲み続けるので、つわりによっては薬の形状がきついという人も…
私は幸い問題なかったのですが、友人は錠剤NGでかめるタイプやグミ状のものを食べていました。
私もつわり期、お菓子から全てを摂取したい時期があったのでいくつか試したのですが、苦なく食べられて何より美味しかったので助かりました。
ただお菓子を食べるよりも罪悪感も減るのもいい…
かめるタイプはお菓子みたいで食べやすかったです。
私のつわりは、空腹でも満腹でも気持ち悪く、食べている間だけが楽な時間だったので、だいぶ助けられました。
あとはグミ。
グミタイプのサプリがあるなんて知らなかったので驚きでした。
しかもあのUHA味覚糖さん…
もう食べる前から美味しいってわかりきってた…
普段グミとか食べるタイプじゃなかったんですが、妊娠してから無性に甘いものが食べたい時期があり、人生初のグミブームがきました。
ブームというか、グミか漬物か総菜パンかそうめんしか食べられない期というか…
色々なサプリメントがあるので、
・葉酸の他に自分が欲しい栄養素は何か
・ビタミンA(レチノール)はできたら入っていないほうがいい
・錠剤の形や匂いはどんなものがいいか
などを基準に選んでみるのがいいと思います。
基礎体温測定

学生時代から生理不順や不正出血があり、自己管理のために始めましたが、妊活を始めてから基礎体温表からわかることが多くてやっていてよかったと思いました。
朝一番、寝起きに体温を測らなければならないので、癖をつけるまでが大変でしたが、慣れれば目覚まし代わりに測れるようになりました。
私はかなりのめんどくさがりなので、アプリにピピッと転送できるタイプの基礎体温計を利用していました。
勝手にグラフにしてくれるので、毎日アプリ上で確認もできるし、やる気も高まりました。
ちなみに、10秒で測れる予測式で測定する方法と、さらに5~10分くらい加えて実測式で測定する方法があります。
序盤は寝起きに5分も咥えていられない!と予測式で始めましたが、予測式は若干のブレがあり、より正確に測りたいなと思ってここ1年くらいは実測式で測定していました。
いきなり実測式から始めると基礎体温のハードルがすごく上がるので、慣れてきて、もっと正確に知りたいなと思った時に実測式を利用し、そうでない場合は予測式でも十分かなと思いました。
排卵検査薬

前回の妊娠の少し前から排卵検査薬を使用し始めました。
私は低温期が長く、生理周期がバラバラで、排卵が予測しづらいタイプでした。
生理周期が一定の人は、基礎体温から大体の排卵日を予測できるかもしれませんが、私の場合本当に予想がつかなかったので、排卵検査薬はありがたかったです。
前回の妊娠はもちろん、通院によるタイミング法だった今回も、排卵検査薬なしではうまくタイミングはとれていなかっただろうなぁと思っています。
2~3日に1回はタイミングがとれる方は不要かもしれませんが、仕事等色々な事情でそうもいかない方も多いと思います。
多少のコストはかかりますが、妊娠の可能性が高い時だけねらい打ってしたい、という方には非常に便利なものだと思います。

ウォーキング

もともと痩せ型・筋肉つきづらい体型の私がとにかく言われたのが、「もう少し太ならきゃね~」でした。
実際には、排卵さえしていれば妊娠はするし、低BMIだからと言ってリスクが高いかと言うと、極端な痩せでない限り、妊娠出産のリスクは通常の人と変わらないとのことでした。
それでも流産して、遠まわしに「痩せているせいじゃない?」的なことと結構言われました。
私の場合不育がグレーだったので、前回の流産の原因は私だった可能性はあるのですが、仮に太ったり筋肉モリモリになったとしても不育グレー自体は特に変わりません。
そして不育症グレーの私ですら、「初期流産は染色体異常の可能性が高いから母体のせいと思わないように」と医師に言われました。
もしやせ型の人で、「流産したのは痩せてるせいじゃない?」とか「妊娠しないのは痩せているせいじゃない?」とか遠まわしに言ってくる人がいても、ストレスなだけプラスにはならないと思うのでスルーで良いかなと思います。
あちらも善意で言ってくる場合も多くて大変ですが、気にするのは医師に太れと言われてからでいいんじゃないかなーと思っています。
とはいえ、私自身痩せている・筋肉がないのは健康的によくないと思い、家庭と仕事と両立できる程度の運動をとりいれ、その一つがウォーキングです。
朝少し早く起きて、電車で1駅歩くことにしました。
都会と違って1駅って歩くと40分くらいで、しかも軽い上りだったりするので、結構よい運動になります。
帰り道も歩くと、軽く1万歩を超え、冬でも身体ぽかぽかになりました。
冬は冷え性も気になっていたのですが、ウォーキングを始めてからだいぶましになりました。
筋トレ

ウォーキングと同じく、軽い筋トレも取り入れました。
料理中やドライヤー中のスクワット、テレビを見ながらの腹筋背筋など、いつもの生活中にできることから始めて行きました。
「筋トレの時間」等改めて新しい時間を追加すると、何かの時間が削られたりするので始めるのが大変ですが、ながら筋トレは続けやすくてよかったです。
ストレッチ

腰痛対策にストレッチも開始しました。
妊活と言うより腰痛対策でしたが、結果的に血行もよくなった気がするし、いざ妊娠した時に身体がやわらかいのは良いことだったので、やっていてよかったです。
お風呂上りに10分程度行いました。
テレビ体操

朝早起きしてテレビ体操(ラジオ体操のテレビ版)をやりました。
テレビ体操って軽い体操ってイメージだったんですが、真面目にやると息があがるほど良い運動になりました。
夫も運動不足&寝起きが悪かったのですが、ラジオ体操をするとわりとすっきりするようで、二人で続けています。
食べる量を増やす

これは痩せの人限定かもですが、意識的にいつもよりも食べました。
体重を増やすことを目的に上記の運動をしていましたが、増やすなら脂肪よりも筋肉。
でも筋肉ってそもそも脂肪がないとつかない気がします。
なので、摂取カロリーを少し増やすことにしました。
私は痩せの大食いタイプで、割と食べるタイプの夫よりご飯をたくさん食べます。
特に白米が大好きで、茶碗はどんぶりサイズです。友人が家に来た時に見て引いてました。
ただどんなに食べていようが現状増えていないなら、コスパは悪いですがさらに付加していくしかありません。
炭水化物は十分だと思うので、たんぱく質&脂質メインで付加していくことにしました。
また、ご飯はたくさん食べるのですが、あまり間食をしていなかったので、積極的に間食をしました。
幸い、間食OKの職場だったので個包装のお菓子を用意して、食べられそうな時にささっと摂取することにしました。
帰宅後、一番お腹が減るのが帰宅直後なので、冷凍唐揚げを用意しておいて、食べつつ夕食作りをしました。
冷食は食べたい時に食べたい分だけさっと美味しいものが食べられていいですね!
そんなわけで、これまで「お弁当まであと少しだしな」、「夫が帰ってきたら夕食だしな」と食べるのをやめていたタイミングで少量カロリー摂取を積極的に行いました。
私の場合ですが、食前に軽く食べてもメインの食事量への影響がなかったのでよかったです。
分食は痩せ以外の人でも体重管理に有効だったりするので、一日の摂取カロリーを決めた上での分食はいいと思います。
また、おやつの内容をお菓子→たんぱく質メインのものに変えるというのも、色々な人に有効かなと思います。
おやつに唐揚げは意外とよかったなと思っています。
たくさん遊ぶ

妊娠中や産後はできない遊びを積極的に行いました。
旅行に運動、外食など、今しかできないと思うようなことをやりつくしました。
特に旅行は近場も遠方もガンガン行って、美味しいものをこれでもかと食べられたのはよかったなぁと思います。
生理が来るたびに色々なところに行ったので、よいストレス解消にもなりました。
高温期はおとなしく過ごす

たくさん遊ぶのは生理がきてから排卵まで、高温期はできるだけおとなしく過ごしました。
もしも妊娠しているなら安静に過ごしたいという気持ちで、ついできる限り予定をいれないようにしてしまっていました。
ただ、妊娠初期の流産は染色体異常によるものがほとんどなので、運動したりしても問題ないとは言われているので、気にしすぎる必要はないと思います。
私はなんとなく落ち着かなかったので、ストレスがかからないようにおとなしくしていました。
ストレスはためない

これ、一番難しいんですが、ストレスは本当に大敵だなと思っています。
仕事でもプライベートでもストレスのもとってってどこにでもあるので、ゼロにするのは難しいですが、ストレスを感じたら忘れるなり解消するなり努力しました。
私の場合、生理がくるのが一番しんどかったので、生理がきたら
遊ぶ!
うまいものを食う!
遊ぶ!
うまいものを食う!
という感じでストレス解消していました。
美味しいものはいいですよね
私は生魚が大好きなのですが、妊娠中は避けたいなと思っていたので、旬のお魚を食べまくっていました。
まとめ
色々書きましたが、
・物理的にはとにかく自分の現状を知って対策を
・精神的にはストレスをため込まないように息抜きをする
という感じで、それに必要なことを妊娠するためにやりました。
人によって妊娠するためにやろう!と思うことは異なると思うので、私がやっていることの中で参考になることがあれば幸いです。
また、何かをやらなければ妊娠しない、ということはないと思います。
頑張りすぎるのは逆にストレスになることもあります。
といっても妊娠したい時ってつい頑張りすぎちゃいますけどね^^;
「妊活もかねてちょっと生活改善したいけど何がやれるかな~」くらいのテンションでやることをおすすめします。