不育症で初期流産経験があるため、妊娠初期は常に不安と隣り合わせ。
そんな中、一つの目標としてきた10週CRL30mmの壁。
10週0日にクリニックに行った際の記録です。
また不育症で心配症の私の産院の選び方について、体験談も載せています。
同じようにとにかく安全第一!という方はぜひ参考にしてみてください。
これまでの経過
・夫婦のスペックと低温期の長い不妊
・タイミング法の服薬方法とスケジュール
・排卵検査薬写真まとめ
・妊娠検査薬写真まとめ
・3w4d 不育症でバイアスピリン服用開始
・4w4d 胎嚢確認
・6w2d 心拍確認
・8w0d 二度目の心拍確認
・9w5d 下腹部痛
赤ちゃんは元気
本日も最初から内診室で超音波検査でした。
数日前からの腹痛は変わらず続いていたので心配していましたが、元気に手を動かす赤ちゃんの姿が見えました。
小さい丸のようだった胎芽が、たった数週で人の形になっていて感動しました。
元気な心音も聞かせてもらえました。
胎芽の大きさは?
赤ちゃんの大きさはCRL 34.0mm、10週4日相当で順調に大きくなっていました。
ずっと目標にしていた10週30mmの壁を超えられ、ようやく少しほっとし、喜んでもいいのかなという気持ちになりました。
今思えば、もっと早い段階から喜ぶべきことですが、稽留流産の時のことを思い出すとどうしてもセーブがかかってしまっていました。
なので、この日は本当に嬉しかったです。
下腹部痛は問題なし?
赤ちゃんの成長に少しほっとできたものの相変わらず下腹部痛があったため、内診後の診察室で医師に相談しました。
医師「うーん、卵巣が腫れてるのかな?エコーではそんなに気にならなかったけど…まぁ気にしなくて大丈夫だよ〜」と。
うーん、なんともスッキリしないお返事。。。
まぁとりあえず、2人の医師から緊急性はないと診断され、専門クリニックのほうでは仕事も行っていいと言われたので、腹痛の際は気をつけつつ、翌日から仕事に行くことにしました。
専門クリニック卒業
たいていの専門クリニックは出産するための設備をもたないため、ある程度の週数で、お産ができる病院に移る必要があります。
そのことを卒業とクリニックは呼んでいました。
不育症の私の場合、10週で問題なければ卒業とのことで、この日の診察で専門クリニックは卒業となりました。
前回の診察時、紹介状を書くから次の診察日までに産院を決めてほしいと言われていました。
私の不育症の症状の場合、どこの産院でも構わないよとのことだったので、人気があって早めの初診が必要な産院以外の産院全てから選ぶことができました。
産院を選んだポイント
とにかく無事に産む確率をあげることに重点をおいた病院の選び方です。
同じようなことを優先する方は参考にどうぞ。
私の場合は、里帰り先と自宅が割と近い・第一子だったからこの条件で大丈夫でしたが、上のお子さんがいらっしゃると、個室必須だったり、家族のお泊り可だったり色々な条件がまた加わってくると思います。
優先した点
不育症に理解がある医師がいる。
不育症はまだ分からない部分が多く、発展途上の分野。

9週でかかった個人の産院では、妊娠初期だし胎児に何があるかわからないから低用量アスピリンはやめたほうがいいと言われたりと、産婦人科医の中でも知識や考え方が異なることを感じていたため、不育症にたいしてある程度の知見がある医師に診てもらいたいなと思いました。
(決してその個人病院は評判が悪いわけでなく、むしろその地域では人気の産婦人科でした。確かに私も流産を経験しなかったり、不育症とわからなければ、とても魅力的な産院でした。)
そのため、病院のホームページの医師欄を見たり、不育症を受け入れているか予め電話で確認をしました。
NICU、小児科のある総合病院
個人の産院に魅力的なメリットはたくさんありましたが、安全第一、万が一1秒を争う事態になった時のことを考え、NICUのある(最低でも小児科がある)総合病院を必須条件にしました。
自宅や実家から車20分以内
いざ破水・陣痛となったとき、自宅や里帰り先である同じ市内の実家からある程度近いところを選びました。
産前自宅の産後里帰り予定で、自宅も実家も同じ市内ならではの条件かなと思います。
電車で20分以内の病院も候補にありましたが、夜間の出産などを考えるとタクシーで行くことを前提に時間を設定しました。
今回の病院選びで妥協した点
土曜日休診
総合病院を選ぶうえで、これが一番デメリットでした。
当たり前なのですが、総合病院は平日のみの診療です。
暦通り休日のフルタイムで仕事をしているので、健診の度に仕事を休まなくてはなりません。
妊娠初期の初期は1〜2週間に1回、初期〜中期は月に1回、中期〜後期は2週間に1回の頻度で通う必要がある産婦人科。
有給の残り日数や休みやすさを考えると、土曜日も比較的やっている個人の産院は魅力的でした。
幸い、自分の仕事さえ片付けてしまえば割と休みをとりやすい職場だったため、総合病院にしました。
夫が健診に行けない
これも土日休診に関係するのですが、夫も土日休みの会社員。
健診に行きたかったようなので、とても残念がっていました。
夫も安全第一派なので総合病院のほうがいいよ、とは言っていましたが、エコーの動画や写真をとても楽しみにしていたので、その場で見れたらもっとよかったんだろうなぁとは思いました。
駐車場が有料・満車になりがち
当時、私用の車がなかったため、公共交通機関で通える総合病院を選択しましたが、駅がそれなりに近いため駐車場有料。
しかも高い…!
病院のいり口の目の前じゃなくてちょっと歩くし…!
提携駐車場なら割引制度はあるものの、時間制限があり、産科の待ち時間だと余裕で時間オーバー。
車で行く時は毎回1000円弱の駐車場料金がかかりました。
元気なときの健診は基本公共交通機関で行ったのですが、途中切迫になって家族に送ってもらったりしましたし、産前産後の入院中、夫を始めお見舞い客は大変だったろうなと思いました。
また、産後の健診は子どもがいるため車が必須。
お金はともかく、病院から遠い提携駐車場しか空いていないと本当にしんどかったです。
個室希望が通るかわからない
この段階では個室に特にこだわりはなく、むしろ高くなるならと相部屋希望でいました。
しかし、産んでみて思ったのですが、特に母子同室の場合、個室ってとても魅力的でした。
夜中、同室さんが寝ている中で1時間毎泣いたりすると、お互い様とはいえ申し訳ない気持ちに。
個室だったらもう少し余裕を持って接せられるのになぁと思いました。
また、お見舞客や夫が来たとき、相部屋は手狭でした。
総合病院の個室は限りがあり、空いていないと希望しても通りませんし、もちほん帝王切開の方等が優先となります。
一方、個人院は最初から全室個室を売りにしていたり、相部屋でもゆったりとした作りだったり。
個室や部屋の中の居住性を優先される方、「全室個室」等を選ぶといいかもしれません。
子連れだと大変
私は第一子だったので特にデメリットに感じませんでしたが、お子さん連れで健診にきているお母さんは割と大変そうでした。
個人病院だと待合室に子ども用スペースがあったり、中には診察中子どもの面倒を見てくれる人がいるところまでありました。
今回の総合病院はそういったスペースはもちろんなく、むしろ多くの人が利用されるので色々気を遣うところが多いようでした。
また、これは病院によるかもですが、産科内は感染症の観点から小学生以下のお子さんは完全立ち入り禁止でした。
何人かの友人のお見舞いに他の個人病院に行ったことがありましたが、個室の場合は自己責任のところが多かったです。
産まれてくる新生児のことを考えると、感染症のリスクが高い子どもの立ち入りは制限されていたほうがいいと思いますが、上のお子さんがいらっしゃると話は違ってくるかもしれません。
4Dエコーがない
これは設備の問題ですが、今回の病院は4Dエコーがありませんでした。
特に気にしていなかったのですが、他の人の4Dエコーの話を聞くと少しうらやましかったり。
他院の人でも4Dエコーだけをやってくれる病院もありますので、どうしてもの場合はその手もあります。
LDRがない
これも設備の問題ですが、今流行り(?)のLDRはありませんでした。
LDRは陣痛〜分娩までを一つの部屋で行える施設のことで、陣痛室から分娩室まで歩くというトンデモミッションを回避できる設備です。
これもこの時は「別になくてもいいのでは?」と思っていましたが、実際に子宮口全開からの分娩室への移動を経験して、あるにこしたことはないよな…と思いました。
分娩台に移動してくださいって言われて、「いやいやいや、でちゃうよ!押さえてないとでちゃう!」って本気でどうしようかと思いました。

食事
食事は美味しいにこしたことないですよね!
私は安全第一でしたし、総合病院のご飯ももちろん美味しかったのですが、それでもやっぱりご飯がウリの産科の食事は魅力的…!
食事ってやっぱりテンションをあげてくれます。
産後はなかなか外食にも行けないので、美味しいに越したことはないかなと思います。
卒業後は総合病院に
そんなわけで
・駅、自宅、実家から遠くない
・公共交通機関で通える
・NICUがある総合病院
・不育症に理解がある
を条件に病院を選び、紹介状をお願いしました。
総合病院は、専門クリニックとも個人の産院とも違う雰囲気だったので別の記事で行ってきた感じをまとめます。