産院の選び方〜産婦人科は何を基準に決めたらいい?

長女妊娠

妊娠がわかると決めなくては行けないのが産む病院。

出産という赤ちゃんと自分の命がかかった大事、信頼できる病院にお願いしたいですよね。
しかし、人気の産院は初診時点で出産予約を入れなくては産めなかったりもします。

評判のいい病院でも「自分にとって良い病院」かはわかりません。

この機会にぜひ「自分にとって良い病院」を検討してみてください。

スポンサーリンク

まず決めること

自宅付近or里帰り

まず、産む場所をざっくり決めましょう。

現住所付近で産むか、実家などのある場所へ里帰りして産むかの二択になると思います。


産後の産褥期は安静にする必要があります。
この時期に無理してしまうと、後々まで体調に響いたり、場合によっては最悪の結果となることもあります。
最近は、有名人や外人の産後すぐの活動がニュースなどになりますが、これは特殊な例ですし、外人と日本人ではそもそも骨格や体質も異なります。

そんな安静の産褥期、実家などでフォローしてくれる人がいれは心強いです。
私は実家が近隣市町村でしたが、産後里帰りをしてお世話になりました。
実父母はまだ仕事が現役で日中は不在でしたが、食事の準備や買い出し、洗濯などをやってもらえて本当に助かりました。

娘のお世話と日中の自分の食事以外はやってもらうことができ、娘のお世話と自分の体調を整えることに集中できました。
また、夜実父母が帰ってきて、子どもについて話す時間が救いでした。
やっぱり子育てしてきただけあって、どっしり感が違います。

夫は家事が一通りでき、協力的ではありますが、もし里帰りしなかった、家事に仕事に初めての育児にと二人で余裕のない状況に陥っていたと思います。
二人で乗りきるのもいいとは思いますが、産後の動けなさや頭の回らなさは、私は予想以上でした。
私は1ヵ月ほど文字が頭に入ってこず、職場に提出する出産関係の書類は訂正印だらけなポンコツぶりだったので…。

我が家については、里帰りしておいて正解でした。

個人病院or総合病院

総合病院か個人病院かも大きなチェックポイントです。

総合病院の場合、小児科なども併設されていれば万が一産まれてすぐに小児科医の診察が必要な場合、搬送時間を大幅に短縮することができます。

また、個人病院では機器もできる処置も限られてきます。個人病院の手に負えない状態になった場合、結局は総合病院のお世話になることになります。実際、私の知人はお産は順調でしたが、産後しばらくして母体が大量出血してしまい、総合病院へ搬送となったことがありました。

一方で個人病院のメリットは設備やサービス面だと思います。

一般的に総合病院は、部屋や食事はその他の病棟と同じ傾向にあります。しかし、個人病院は快適な個室が用意されていたり、レストランのような食事が提供されるところも多いです。

設備についても、4DエコーやLDRなど、魅力ある機器が入っているケースも多いです。

個人的になにより魅力に感じているのは、土曜診療と子連れ診療がしやすい点です。

多くの総合病院では土曜診療はありません。土日休みの仕事をしていると、検診の度に休みが必要になります。

また、総合病院は他科待合客も多く、待ち時間も長く、子供向けスペース等もないため上の子を連れての診察難易度が高いです。個人病院ではキッズスペース完備のところが多い印象で、病院によっては個室なら産後すぐでも上の子のお見舞い可のところもあります。(感染症予防の観点から子どものお見舞い不可の病院が多かったです)

病院選びのチェックポイント

大きな選択として上の2点がありますが、その他に病院選びの参考として、以下のものがあります。

小児科・NICUがあるか

これは総合病院or個人病院のところでも触れましたが、同じ病院内に小児科やNICUがあると、お産時や産後のもしもにすぐ対応できますし、産後も小児科にお世話になれたりします。

総合病院が多いのですが、地域によっては小児科を併設している産婦人科もあります。

私は心配性だったので、NICUがあるところを第一条件にして、地元の総合病院を選びました。

無痛分娩・和痛分娩

無痛分娩もしくは和痛分娩を希望される方は、実施病院が限られるのでその中から選ぶ必要があります。

都市圏には複数選択肢がありますが、地方に行くほど実施病院は少ないため、希望される方は早めに動く必要があります。

無痛分娩は費用も上がりますし、経膣分娩にないリスクを伴います。また、希望していてもお産のタイミングや状況によっては麻酔を実施できない場合もあります。

よく病院の説明を聞き、納得した上で申し込むことをお勧めします。

自宅・実家・職場からの距離

産婦人科は月に1〜2回、臨月になれば毎週通う必要がでてくるため、自宅や職場からの距離も重要な要素です。また、里帰りの場合は実家からの距離も大切です。

健診だけでなく、いざ産気づいた時、それほど時間がかからずつける距離が理想的です。
私の場合、車で20分以内を目安としました。近ければ近いほど、リスクは低くなると思います。

仕事をされている方は、仕事をやすんで健診に行くのか、仕事を抜けたり通勤途中に行くのかによって、職場近くの病院を選択したほうがいい場合もあります。
友人は里帰りはしなかったのですが、職場が隣の市にあり、産休までは職場近くの病院、産休からはお産までは自宅近くの病院というように通う利便性で病院を2つ選択していました。

私は自宅と職場の間に実家があったため、実家近くの病院を選択し、自宅からも職場からも通えるようにしました。産後に里帰りでしたが、状況によっては産前里帰りもあるかもという予定だったため、自宅からも実家からも車で20分以内という目安で探しました。

公共交通機関で通えるか

いざというときは車やタクシーを使う予定でしたが、普段の通院は公共交通機関がよかったため、公共交通機関で通えるかも重視しました。

自由に使える車を持っていない方や、電車通勤の途中で寄りたい方は、ここも重要なファクターになると思います。

また、お見舞客が遠方から来たり、車を持っていない場合、公共交通機関で来やすいというのはいいことだと思います。

後述しますが、駐車場の空きがなかったり、料金が高額だったりの関係で夫はほとんど公共交通機関でお見舞いにきてくれていました。また、遠方からの親戚にとっても車でしか行けない病院よりは駅近の病院は便利だったかなと思いました。

駐車場の有無

車で通われる方は駐車場の有無、込み具合、料金も注意して確認してみてください。

駅チカなどの病院は駐車場が少なかったり、有料なことも多いです。
前項で公共交通機関で通える病院のメリットを書きましたが、車利用がメインならば公共交通機関の利用よりも駐車場の利便性を重視されたほうがいいです。

また、地方だとお見舞い客も当たり前に車だったりします。
通院時は駐車券がでるけど、お見舞客の分はでない、ということもありますので、よくご確認ください。

私の病院は、通院だろうが比較的高額の駐車料金が発生しましたし(めちゃ待つ美容院だったので余計に…)、駐車場自体も病院のキャパにしては狭いため、空いておらず、遠くの提携駐車場まで歩かなくてはいけないということも多々ありました。
臨月や1ヶ月検診で子どもを連れた状態で遠くの駐車場から歩くのはなかなか大変だったので、車メインの方は駐車場の利便性は大切だと思います。

土曜診療

土日休みの人は、特に注意してください。

健診は月に1〜2回、臨月では毎週になります。平日仕事の方は、土曜診療がなければ毎回仕事を休む必要が出てきます。

また旦那さんも土日休みの場合、土曜診療がなければ一緒に健診に行くことができません。

多くの個人病院では土曜日の午前診療がありますが、総合病院などではない傾向にあります。

我が家は少しでも安全にということで総合病院を選択しましたが、私も夫も土日休みの仕事だったため仕事の調整が必要になりましたし、夫はたまたま代休の取れた1回以外健診にはこれませんでした。

全室個室

個人病院だと良くあるのが全室個室の病院。値段はあがりますが、特に陣痛中や産後は周りを気にしなくていい個室はやっぱり良いものだと思います。

個室内にトイレだけでなくシャワールームや洗面台がついていたり、インターネット完備だったり…。
相部屋だとトイレや洗面台は他の方を伺いつつになりますし、シャワーは病室の外です。
私は破水からの出産で、2日お風呂に入れなかったため、お産の翌朝シャワーを浴びに行ったのですが、病室から離れたシャワー室に行くだけでクラクラヘトヘトでした。

私は特に何も気にせず相部屋にしたのですが、産後母子同室で、特に夜は同室の方を気にしながらの慣れないお世話だったため、気疲れしてしまいました。もしまた授かれたら個室がいいなと強く思いました。

また、相部屋だとお見舞客が来た時も配慮が必要な上、数人来たりするとけっこう狭いです。赤ちゃんのコットがあって、夫がいて、更に両親がきたりするともうギュウギュウでした。

母子同室

母子同室は赤ちゃんとお母さんが一緒の部屋で過ごすスタイルの入院です。

まるっと1日ずっと一緒の母子完全同室、夜だけ新生児室で預かってくれて睡眠がとれる夜間別室、赤ちゃんは基本的に新生児室にいて授乳の時だけ母親が新生児室や授乳室に移動する母子別室などがあります。

母子同室は赤ちゃんと過ごす練習を、助産師さんが近くにいる状態でできるというメリットがある一方、産後のダメージや疲労が回復しないまま、新生児の育児をするという大変な面も持ちます。

母子別室はお母さんの回復を促す他に、赤ちゃんの感染症対策としても有効です。
産まれたばかりの赤ちゃんにたいして「誰にも触って欲しくない」と思ういわゆるガルカル期はよく起こる話だそうです。
母子別室の場合、赤ちゃんは基本的には新生児室にいて、病院によっては面会できる人や時間が限られていたりします。

産んだ後は退院までに少しでもダメージを取り除いておきたい、ピカピカの新生児を誰かに触らせたくないという人は母子別室が向いているかもしれません。

ただ、退院後、いきなり昼夜問わずの母子同室がスタートするので、退院後は大変かもしれません。

私は母子完全同室の病院でしたが、お願いすれば新生児室で預かってくれるスタイルでした。
そのため、出産当日夜(夕方出産だったため、数時間後)と翌日夜預かってもらい、あとの入院時間はほぼ一緒に過ごしました。(検査や沐浴などで1時間ほどあずけましたが、それ以外は一緒でした)。

実際やってみて、正直大変でしたが、自宅に帰ってやっていけそう感はつきました。また、助産師さんというプロにいつでも聞ける環境で子育てを始められたのは心強かったです。実際、疑問点や心配な点を入院中に聞くことができました。母子別室の友人は、入院中はゆっくり休めたけど、いきなり赤ちゃんと一日一緒は不安と言っていました。

しかし産んだ翌日は、まだ出産の痛みも生々しい中で初めてのお世話、産後の教室、お見舞客の対応などもうヒイヒイ。母子同室は産後一気に子育てが始まる印象で、母子別室は産後、退院後と二段階の山になってる印象を受けました。

母子同室・母子別室は一長一短なので、ご自身が産後どう過ごしたいかで決めるのがいいと思います。

子連れ診療可能

上のお子さんがいらっしゃる人は、子どもを連れて病院に行きやすいかも大きなファクターになると思います。

キッズスペースが完備のところや、院内託児所があるところもありますので、上のお子さんを連れての診療にハードルを感じている方はその点を重視するのもアリです。

子どものお見舞いが可能か

上のお子さんがいらっしゃる方でもう一つ気にしなくてはいけないのが、産後のお見舞です。

産婦人科の中には、○歳以下のお子さんのお見舞は原則不可のところも多くあります。新生児のためを思うと大事な対策ですが、兄弟がいらっしゃるとクリティカルかもしれません。

経膣分娩でも4〜5日、帝王切開の場合はそれ以上の入院期間になります。
子どものお見舞いが不可の病院の場合は、数日間会えないことを念頭に、自分がいなくても子どもが生活できるような準備が必要になってきます。(ex.預け先の確保、母親と会えなくても大丈夫な環境づくり…)

子連れ入院

一方で、個人病院に時々あるのですが、上のお子さんと一緒に入院できる子連れ入院があります。

子連れ入院であれば、お子さんのお見舞い問題だけでなく、入院中の預け先などがない場合も助かります。

ただ産後の一番ダメージの大きい時に、上のお子さんの相手をしつつ新生児のお世話をする必要があるため、ハードにはなります。

お見舞い客の制限

先程子どものお見舞いでも触れましたが、病院によってはお見舞い客を制限していることがあります。

子どもだけでなく、親族でもどこまでならお見舞い可など細かく決められている病院もあります。

親族が産んだ病院では旦那さんと実母以外は不可というところも。
産後色々な人にお見舞いにきてもらって赤ちゃんと会って欲しい人は制限のある病院は向きませんが、一方で産後は誰にも会わずに赤ちゃんとの時間を過ごしたい・身体を休めたい・感染症の持ち込みが心配だという方は、お見舞客の制限があるところを利用するのも手です。
何がいいって、「病院側のルールなので…」と言えば角が立たずに断れるのがいいですよね。

4Dエコー

4Dエコーでは赤ちゃんの姿がよりリアルに見れられます。

通常のエコーでは立体感が分かりづらいので、お腹の中の子の表情や動きが知りたい人はあるに越したことはありません。

ただ、単発で4Dエコーによる診察をしてくれる病院もあるため、希望する病院に4Dエコーがないけれどどうしても利用してみたい方は、4Dエコーによる健診をスポットで受け入れてくれるところを探すのもアリです。

LDR

お産のときは、陣痛中は陣痛室や病室のベッドで過ごし、分娩が近くなると分娩室に移り、分娩台に上るのが一般的です。

ただ分娩が近くなった状態って、かなり激しい陣痛中なんですよね…。その状態で移動でとても大変でしたし、分娩台に登るのは無理と思いました。

LDRは陣痛から分娩まで同じ部屋で過ごすことができるシステムで、陣痛・分娩・回復までを同じ部屋・同じ台で過ごすことができます。

ただでさえ大変な陣痛の中、大変な移動をしなくてすむすぐれものです。患者側には特にデメリットはないと思うので、産みたい病院にあったらラッキーです。

強いてデメリットをあげるならLDRのある病院はまだ少ないため、LDRを第一条件にすると選べる病院が少なくなります。また、導入している病院は個人病院が多くなるため、総合的にみると費用が高い傾向にあります。

とはいえ、多少金額があがっても、個人的には産みたいにLDRがあったら喜んでお願いすると思います。

【出産レポ漫画20】LDRに憧れる。分娩台に登るも一試練。
分娩室への移動の時も絶対無理と思いましたが、どうにか乗り越えられました…。出産レポ一覧1.   ずっと子宮口1cmの臨月2.  予定日4日前、おしるし&まさかのマタニティヨガ3.  予定日3日前、妊娠高血圧症候...

食事

1週間近い入院期間になりますし、毎日のことなので食事も大事ですよね。

残念ながら、多くの総合病院では他の病棟と同様の常食が出されることが多いです。入院時に食事に何も制限がない人が食べる食事ですね。

一方で、個人病院では豪華な食事が提供される傾向があります。ホテルのようなオシャレな朝食だったり、レストランのようなディナーだったり、一流のシェフがつくることを売りにしている病院もあります。また、病院によっては旦那さんの分の食事が用意されることも。

美味しいに越したことはないので、選ぶ際のプラス要素にはなると思います。

ちなみに私は安全性全振りで総合病院を選びましたが、お祝い膳は個人病院にも負けないくらい豪華でした。その他のご飯は普通の病院食でしたが、最近の病院食は美味しいですね。

個人病院のご飯を知らなければ全然満足できました。(妹がご飯の美味しい個人病院で産んでるので、妹のおやつはおしゃれケーキだったなぁと思いながら給食で見たようなカルシウムウエハースを食べました。美味しかったです。)

条件に優先順位をつけよう

色々な選ぶポイントについて書きましたが、すべての希望を叶えてくれる病院は稀有のため、自分の中で優先順位をしっかりつけておくことか大事だと思います。

何なら妥協できて、何が譲れないかをはっきりさせておくと選びやすいと思います。

また、産むのは女性ですが、旦那さんともしっかり話し合っておきましょう。出産は命がけ、旦那さんにとっても大事な奥さんとお子さんの命を預ける病院です。

女性は自分が入院するわけなのでよく調べますし、旦那さんは奥さんが入院するわけなので奥さんの好きにしてもらったらいいとする場合が多いですが、旦那さんも検討した上で奥さんに譲れない意見があるなら尊重したらいいと思います。

病院選びは子どもを迎えるにあたっての準備の第一歩です。二人で同じスタートラインにたって子どもをむかえられるように、夫婦でよく話し合い、優先順位をつけて病院を選びましょう。

スポンサーリンク
イチエをフォローする
スポンサーリンク
理系の家計簿
タイトルとURLをコピーしました