
初めて妊娠することができましたが、残念ながら5~6週相当の稽留流産となり、その後自然排出となり、完全流産と診断されました。
一連の流れをまとめます。
排卵検査薬による自己タイミングで妊娠
今回の妊娠は、排卵検査薬と基礎体温による自己タイミング法での妊娠でした。
https://rikakeibo.com/nin1-2/
3週2日妊娠がわかる
フライング検査の結果、妊娠がわかりました。

妊娠超初期症状として主に感じたのは、ほてり感とチクチクした下腹部痛。
ほてり感は高温期6日目から、チクチクとした下腹部痛は高温期9日目よりはっきりと感じました。
5週1日 胎嚢確認
いつ初診に行くか悩みましたが、子宮外妊娠が心配だったのと、仕事の関係で少し早めの5週1日に初受診。
気持ち小さめでしたが、無事子宮内に胎嚢を確認できました。

なかなか大きくならない胎嚢
初診から1週間後の6週0日に受診しましたが、胎嚢は少し成長したのみで心拍が確認できませんでした。
その後、出血もあり、6週4日に当番医を緊急受診しました。
幸い、出血は妊娠に関係ない部分だったようで、少し大きくなった胎嚢と、卵黄嚢・胎芽を確認できましたが、後でわかりましたが週数にしては依然として小さめでした。
7週0日 稽留流産疑い
7週1日に再受診したところ、この週数で心拍が確認できないため、稽留流産の可能性が高いと診断を受けました。
7週2日に別の病院でも診てもらいましたが、結果は同じでした。

8週0日 稽留流産確定、掻爬手術へ
稽留流産疑いから1週間様子を見てもらいましたが、成長がみられなかったため、稽留流産確定となりました。

稽留流産の場合、掻爬手術という手術で子宮内を掻きだす方法と、身体が自然に排出するのを待ち、完全流産への移行を待つ方法があるそうです。
どちらもメリット・デメリットがありますが、安全性を考えると掻爬手術を勧める病院が多いようです。
自然排出だといつどこで大出血・激しい下腹部痛を伴う排出が起こるかわからないのが最大のデメリットです。
フルタイムで仕事をしていたため、掻爬手術を選ぶ人が多いですとお医者様には言われました。
私の病院は一応選択肢をくれましたが(掻爬手術一択の病院も多いそうです)、夫と相談し、掻爬手術をお願いすることにしました。
掻爬手術から自然排出待ちへ変更
ところが、掻爬手術の前日、リンパが腫れて発熱してしまいました。
現在の体調では手術は負担が大きいことと、既に出血が始まっており、胎嚢の形もくずれはじめていたため、お医者様と相談の上、自然排出を待つことになりました。
自然排出はうまく全部出てこないと結局掻爬手術が必要になってしまうため、心配もありましたが、出てきそうな感覚があったことや、自分で出したい気持ちが強くなってしまったため、自然排出を待つことにしました。
自然排出
9週0日、一度目の自然排出が起こりました。

心配していた仕事中の大出血・激しい腹痛にはならず、自宅で深夜寝ている時におこりました。
陣痛様の波のある激しい痛みで目が覚め、出血量は普段の生理とは比べ物になりませんでした。
確かにこれは、職場で起こったら対処しきれていなかったかも。。。
自然排出だと、胎嚢をトイレに流してしまうということを良く聞きましたが、運よくナプキン上にとることができ、病院に提出することができました。
胎嚢、胎盤、胎嚢まわりの子宮内膜の3つの大きなかたまりが出てきて、全ての病院に持っていけ、説明を受けることができました。
子宮収縮剤を服用し、このまま出血がとまるまで様子をみることになりました。
9週2日、まさかの二度目の自然排出がありました。

9週0日と同様に、陣痛様の波のある激しい腹痛があり、出血量が増え、前回出てきた胎嚢と同じような形・大きさのかたまりが排出されました。
これも運よく病院に持っていくことができ、胎嚢の一部だったことがわかりました。
その後は、湯船禁止、激しい運動は避け、子宮収縮剤を服用しつつ、あとは通常通りの生活でよいと言われました。
ただ、私の場合、子宮収縮剤が合わなかったのかまともに動けず、結果安静にしていました。
完全流産
10週0日、一度目の自然排出から1週間後の受診で、子宮内容物がほぼほぼなくなっていることが確認でき、ほぼ完全流産だろうということになりました。
子宮の戻りも良いようで、子宮収縮剤の服用も終わりになりました。
ただ、出血がまだ続いていたので、出血が終了するまで様子を見ましょうということになりました。

その後、湯船をやめてシャワーにするのみで、あとのは通常の生活をしていました。
出血量はだんだん落ち着いてきていました。
11週2日、出血がちょうどとまり、子宮内をエコーで確認してもらったところ、もう出血もほぼないだろうということになり、完全流産の診断を受け、今回の妊娠については最後の診察となりました。

生理再開
流産後の生理は遅れたり、重かったりとネットでも医師からも聞いていました。
確かに多少生理自体遅れ、多少重かったですが、ありがたいことに多少ですみました。
初めての妊娠は68日周期、高温期は48日間でした。
流産後最初の周期は、49日周期、高温期13日間と、低温期は少し長めでしたが、もともと生理不順のため時々おこるレベルの長さで、高温期についてはいつもときっかり同様でした。
まとめ
初めての妊娠で、初めての流産。
初期流産はよくあること、誰にでも起こりえることと頭では理解していましたが、いざ自分の身に起こってみると、
「なんでその確率をひいてしまったのか」
「わたしの何かが悪かったのではないか」
「どうにかして防げたのではないか」
そんなことばかり考えてしまいました。
結果的に私はこの後、不育症検査がグレーゾーンだったので、次の妊娠時治療を受けることになりました。
数値的に不育症がどうかが微妙なラインで、一つの病院では不育症ではなく、今回の流産は偶然によるものだと言われ、もう一つの病院では、偶然かもしれないが、数値が若干低いので念のため治療もありかもと言われました。
今回の流産が染色体異常等で避けられないものでも、不育症の結果の流産だったとしても、次の妊娠に向けて早く動き出すことがきっかけになりました。
不育症はかなしいことですが、どうしても流産を経ないと発覚しません。
流産かもと聞いてからも、確定してからもたくさんの体験談を読み、知識をもらえ、冷静に対応できました。
長くなってしまったこの体験談ですが、同じような状況の方のなんらかになればいいなと思います。