
「妊娠検査したいけれど、手元に排卵検査薬しかない!」
「妊娠検査薬は数本しかないけれど、排卵検査薬は大量にあるから、少し試してみたい。」
排卵検査薬で妊娠してるかどうかわかったらいいな…
ということで、排卵検査薬で妊娠判定が可能かを確かめてみました。</br></br>
妊娠検査薬とは?
妊娠検査薬とはhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検知する検査薬です。
hCGは基本的には妊娠している時にしか分泌されないホルモンなので、少しでも反応が見られれば陽性ということになります。
排卵検査薬とは?
排卵検査薬とは、LH(黄体形成ホルモン)というホルモンを検知する検査薬です。
LHは、常に分泌されていますが、排卵直前に増加します。
そのため、その増加を検知することにより排卵を予測することができます。
妊娠時、排卵検査薬が反応する?
LHとhCG、全然違ったホルモンなのですが、構造の一部が類似しているため、検査薬が反応してしまうことがあるようです。
妊娠検査薬でLHは検知できないようですが、どうやら排卵検査薬ではhCGも感知してしまうという噂…
(小難しい話をすると、ホルモンもタンパク質でできていて、hCGもLHも共通したサブユニットを一部持っているようです。
各検査薬がタンパク質のどの部分で検知するように作ってあるかはわかりませんが、排卵検査薬の方が特異性が低いということでしょうか…?)
本当なのかな?ということで、実際に試してみました。
実際にやってみた!【写真あり】
妊娠した周期の高温期20日目に試してみました。
▼妊娠検査薬の写真
だいぶ濃い陽性が見られるようになってきた時期です。
▼排卵検査薬の写真

同一日の排卵検査薬の写真です。
排卵検査薬と妊娠検査薬、同じ尿で検査してしまうと、検査薬が溶け出して誤反応が起こるという噂を耳にしていたので、念のため採尿紙コップをわけて行いました。
同じタイミングの尿で検査しています。
排卵直前の排卵検査薬で濃い陽性が出る時よりも早く濃く反応しました。
やはり、妊娠時には排卵検査薬も反応するようです。
並べてみるとこんな感じです。

ただ、私もそうですが、排卵検査薬は人によっては常にうっすら反応します。
今回は高温期20日目というタイミングで検査したので、しっかり反応しましたが、もう少し前に行っていたら、妊娠して陽性なのか、常に出ているLHが反応したのかわからなかったと思います。
生理予定日からある程度日がたてば妊娠しているかどうかを予測することは可能ですが、あくまでメーカー想定外の使い方で得た結果です。
本当に妊娠しているか知りたい場合は、妊娠検査薬をすぐに買いに行くのが結局無難です。
まとめ
一応、排卵検査薬で妊娠しているかどうかの予測はできそうでした。
が、確かなものではないので、しっかりとした結果を知りたい場合は妊娠検査薬を使うしかないと思いました。
どうしても今試してみたいけれど、手元に排卵検査薬しかない…!という方は、陽性だったら明日朝一で妊娠検査薬を買いに行く覚悟で試してみるのもアリかなという結果でした。