
新生児期から口で吸うタイプの鼻水吸い器を使っており、特に不自由を感じていなかったのですが、このたび初めての風邪初日にして電動の必要性を強く感じ、即買いに行きました。
我が家は購入してすごーくよかったのでレビューです。
ほんと、風邪はこいつなしじゃ乗り越えられない。。。
購入の経緯と使っていた鼻吸い器
最初に使用していたのは、スポイト式の鼻吸い器でした。
新生児期はベビー綿棒&スポイト式鼻吸い器でお風呂上がりのケアをしてたんですが、まぁ嫌がる娘。スポイト式は潰すのにワンテンポかかる上に全然吸えない。何吸いかしないと出てこない。
しかも、この頃は鼻水というより固形に近かったので綿棒やピンセットのほうがよく取れそう。
というわけでベビー用ピンセットを追加して綿棒とピンセットで戦っていました。
しかし、液体のものが増えてきたり、奥の方にある鼻くそはこれでは対応できない…。
ということで、3ヵ月頃口で吸うタイプを新たに購入。どんどん増える鼻ケア用品。
ちょっとした鼻水はこれで解決!全パーツ洗って電子レンジ消毒可能だし、ようやく合うものが買えてよかった〜と思ってたのですが、なぜ最初から定番で安価のこのタイプにしなかったかというと、口吸いタイプは風邪のとき伝染ると聞いていたからでして。。。
そしてついにきた本格的な初めての風邪。娘11ヶ月の頃でした。
熱は大したことなかったのですが、鼻水の量が非常に多く、喉に鼻水が落ちては咳き込んで眠るのも大変そう。起きて泣くたび鼻水を吸っていたのですが、一吸いするだけであっという間に容量オーバーになり、チューブに流れ込む鼻水。むせる私。全然すっきりせずに泣く娘。この状況なのに隣ですやすや眠る夫。
翌朝、おはようの前に「電動鼻吸い器を買ってきてくれ」と夫に伝えました。ちなみに口から鼻水を吸ったからか分かりませんが、私にはばっちり風邪が伝染りました。
鼻吸い器に求めたもの
そんなわけで、初めての風邪を経て鼻吸い器に求めたのは以下のことでした。
衛生的に使えて手入れが楽
鼻水は日々出るもの。風邪のときはもっとでる。そして風邪のときは親の余裕も少ない。
とにかく日々の手入れが簡単で、衛生的に使えるものを最優先にしました。単純にめんどくさがりなのに赤ちゃんのものは衛生的であれって感じだったのもありました。続けられない手間のかかるものは買っても使わなくなってしまうので。
あと口で吸わないこと。風邪による共倒れはしんどかったです。
吸引力がある
スポイト式や口で吸う式を扱っていて思ったのが吸引力の弱さ。特にスポイト式は何プッシュかしないと吸えず、結局赤ちゃんはもっと泣いて鼻水を出すという悪循環でした。(ちょっとした量の鼻水には、安価で親も感染しにくくていいんですけどね。)
なので吸引力重視、できれば噂のメルシーポットや病院の鼻吸い器と似たような威力が欲しいと思いました。
Pigeonの電動鼻吸い器の特徴
悩んだ結果、ピジョンの電動鼻吸い器を購入しました。
[rakutenid=”pigeon-shop:10000262″ kw=”ピジョン 電動 鼻吸い器”]
フィット鼻ノズル
赤ちゃんの鼻を傷つけないフィット構造だそうで、柔らかいつくりになっていました。
SサイズとMサイズの2サイズのノズルが付属しており、Sサイズは0ヶ月から、Mサイズは19ヶ月頃から大人まで使えるサイズ設定でした。
購入時、娘は11ヶ月だったのでSサイズで使用。
【追記】2歳を過ぎた今でもSサイズ現役です。結構な頻度で使っていますが、とくに目立った劣化なく使えています。
パワフルな吸引力
耳鼻科の機械に近いパワフルな吸引力だそうです。最大吸引圧力は-80kPa±15%です。
つまみをひねるタイプのスイッチで、吸引の強さは無段階調整できて便利です。
鼻水キャッチャーでお手入れ楽々

Pigeonの鼻吸い器で激推しすべきは鼻水キャッチャーです。
なんとチューブまで鼻水が移行しません。
口述しますが、家庭用電動鼻吸い器として有名なのがメルシーポットです。このメルシーポットは吸った鼻水がチューブを通ってタンクに貯まる仕組みになっています。病院の鼻吸い器と同じ仕組みですね。
なので、お手入れする際はノズル・チューブ・タンク周辺部位を洗う必要があります。
パーツが増えるほど大変ですが、特に大変なのがチューブ。中を洗うのも、乾かすのがめっちゃ大変。。。それがPigeonの鼻吸い器では鼻水キャッチャーという部品を挟むことで解決しています。
鼻水キャッチャーはノズルとチューブの間に付属するパーツで、吸った鼻水がチューブまでいかないようにしてくれます。
そのため、日々のお手入れではノズルと鼻水キャッチャーを洗えばOK!洗うパーツが少なくてすむのが、Pigeonの鼻吸い器の一番の特徴だと思います。
ちなみに、ノズルは薬液消毒も電子レンジ消毒も可能、鼻水キャッチャーは薬液消毒のみ可能です。
専用バックで持ち運びできる
布製バッグが付属しており、本体からホースや電源まで収納して持ち運ぶことができます。
実家帰省時などに、まとめて持って行けて便利でした。
メルシーポットとの比較
電動鼻吸い器として有名なメルシーポット。今回Pigeonの電動鼻吸い器購入にあたって、両者を比較してみました。
お手入れの手間
洗い方や消毒方法、頻度なんかはどちらも基本的に同様だと思いますが、違うのは毎回洗うパーツです。
鼻水を扱う都合上、公式的には使うたびの洗浄が推奨されています。風邪の時なんかは結構な頻度で使うため、使用都度はなかなか大変ですが、最低でも毎日1回は洗う必要があると思います。
そこで大事なのが、洗うべきパーツの種類や多さ。
メルシーポットの場合は、鼻水を貯めておくタンク、パッキン、チューブ、ノズルが毎回洗うべきパーツです。
ピジョンの電動鼻吸い器の場合、鼻水キャッチャー、ノズルが毎回洗うべきパーツです。
正直、チューブがないだけで洗うのも乾かすのもだいぶ楽です。
そんなわけで、お手入れの手間はピジョンに軍配!
吸引力
据置電動鼻吸い器に求めるのは吸引力だと思います。
口吸いタイプやスポイトタイプ、手持ち電源タイプのほうが安価で電源も要りません。しかし、電動鼻吸い器を検討されているということは、吸引力に不便を感じているからだと思います。
メルシーポットの吸引力は-83kPa±20%、
一方のピジョン電動鼻吸い器は-80kPa±15%てす。
-3kPaですが、こちらはメルシーポットに軍配です。
ただ、実際にどちらの吸引力も実機で確認しましたが、大きな差はないように感じました。
ピジョンの電動鼻吸い器はつまみを回して威力を調整できるので、おそらくMaxにした時が-80kPaだと思うのですが、我が家では一番ミニマムで使用することがほとんどで、それで鼻水がとれないということも今の所ありません。むしろ感動するほどズルズルとれる。
なので、-80kPaもあれば十分なのかなという印象です。
値段
2020年2月17日現在、
メルシーポットの電動鼻吸い器は定価12,100円、
ピジョンの電動鼻吸い器は定価13,200円で販売されていました。
電化製品はネットショップで安く扱われている場合がありますが、鼻吸い器はほぼ定価で売られているようですね。
ピジョンの電動鼻吸い器のほうが1,100円高かったです。
購入を決めた理由
お手入れが楽なのが決め手でした。鼻水キャッチャー様々。
とにかくズボラな私。仕事でチューブ類を洗うのですが、洗うのも乾かすのもめんどくさすぎ!仕事じゃなきゃ絶対に毎日はやれない…!
チューブもタンクも毎度洗わなくてよいので、乾かす場所も、浸け置き消毒する時の容器も省スペースで助かります。
使い方
①本体にACアダプタをさして、もう片側をコンセントにさします。
②本体にチューブを取り付け、チューブの先に鼻水キャッチャー、鼻水キャッチャーの先にノズルを取り付けます。
③スイッチを回します。まずは一番弱い吸引で様子を見るのがいいです。
④子どもの鼻の穴にノズルの先をあてるとズコーっと吸えます。
※ノズルをあてる角度は微調整してみてください。角度によってはうまく出てこなかったりします。感覚的には鼻の穴に対して垂直(地面と平行)な感じであてるとうまく吸えました。
※ノズルの先が塞がらないように注意してください。鼻の粘膜とかを吸っちゃうと痛いと思います。
我が家のお手入れ方法
我が家では、毎日最低1度行う日々のお手入れ+2〜3日に一度漂白剤による殺菌を行っています。
公式的には、使う度にお手入れしたほうがよさげでしたが、風邪の時なんかは10分くらいでまた使ったりするので、こんな感じでやらせてもらってます。
こうやってお手入れしてる家庭もあるんだーくらいの参考程度にしておいてください。
日々のお手入れ
①鼻水キャッチャーとノズルをチューブから外す。
②鼻水キャッチャー内の鼻水をティッシュで拭う。
③鼻水キャッチャーとノズルをこすりながら水洗いする。
④水気をとる。
⑤70%エタノールをふきかけておいておく。
毎回次亜塩素酸消毒は手間なので、ひとまず70%エタノールでやっちゃってます。
あとノズルのみ電子レンジ消毒可能なので、ノズルだけはレンチンしたりしています。
【追記】1歳を超えてから電子レンジ消毒はもういっかということにしました。また、コロナの影響でアルコール消毒液が品薄の時は、下記のたまのお手入れのやり方で、ノズルと鼻水キャッチャーだけを漬けたりしました。
たまのお手入れ
風邪など使用頻度が高いときは1〜2日に一度、他しばらく使わなくなる時は必ずするようにしています。

①鼻水キャッチャーとノズルをチューブから外す。
②鼻水キャッチャー内の鼻水をティッシュで拭う。
③鼻水キャッチャーとノズルをこすりながら水洗いする。
④キッチンハイターを適当量入れた水につける。
⑤よく水洗いして、水気を拭き取る。
塩素系漂白剤を使ったしっかり殺菌です。
我が家は風邪のときは以外は使用せず、閉まっておくことが多いため、しまう前には必ず行うようにしています。
【追記】また、コロナでエタノール消毒液が品薄になってからは日々のお手入れも最初からハイター漬けにしたりしていました。
チューブを洗って乾かすのは時間がかかりますし、鼻水キャッチャーがあるので汚れる頻度も少ないため、鼻水キャッチャーやノズルだけ毎日や都度消毒、チューブ以下は数日に一度という感じで行っていました。
使ってみての感想
吸引力は十分だった?
メルシーポットと比べて若干吸引圧が低いのが気にかかっていましたが、売り場で実機を試してみましたが遜色なく、実際使用してみてもPigeonのもので不足はありませんでした。
無段階調整なので、つまみをひねれば吸引圧を強くすることができるのですが、マックスの状態で使うことはなく、だいたい最小かそれよりちょっと強くしたくらいでズコズコ吸えました。
口で吸う鼻吸い器を全力で吸った以上のパワーがつまみをひねるだけで出るなんて便利すぎる。。。
ちなみに、ハンディタイプの電動鼻吸い器はやっぱり圧が弱くてたいして吸えませんでした。スポイト式に比べたら吸えるけど、ジワジワ吸うという感じで、ズココーッと吸う感じではなかったです。
音はうるさくなかった?
音はまぁそれなりですが、賃貸の我が家でも夜中に使えないレベルではなかったです。
テレビの横で使用すると、テレビの音がうまく聞こえないなというくらいの音量でした。
バイオ系の実験をやられる方は、強めのオートピペッターくらいだと思ってもらえれば間違ってないと思います。実際仕組みも同じですし。
使用時間も短いので(10秒もあれば両鼻吸えちゃいます)、そこまで気にしなくてもいいかなと思っています。
我が家は口で吸うタイプを使っていた時、嫌がってギャン泣きだし、暴れて余計に時間がかかるという悪循環だったので、その泣き声の大きさや時間に比べたら、そこまでの音量じゃないし、短時間で終わるので助かりました。
ただ機械の性質上、音とともに振動するため、賃貸だったので下のお家への配慮として机の上に置いて使用するなど、床に置かないように気をつけました。
持ち運べる?
本体の大きさは12〜13cm四方くらいで、重さは付属品を合わせても1.2kg程度。手の大きな私は片手でひょいと移動させることが出来ました。
充電式ではなくACアダプターなので、コンセントにさした状態で動ける範囲は一定ですが、コードもそれなりの長さがあるので、ひょいひょい子どもの側まで近寄って使っています。
また、付属の専用ケースもあり、帰省時などに持ち運ぶのも難なくできました。
お手入れは本当に楽だった?
楽ちんでした!
私は自他ともに認める面倒くさがりですが、上記のお手入れ方法で日々お手入れできています。
たまった鼻水をポイして、水で洗って、エタノールシュシュシュなので、数分で終わります。
口で吸う鼻吸い器でも、水洗いして電子レンジ消毒するので、タスクも洗うパーツの量もたいして変わらなかったです。
赤ちゃんは嫌がらなかった?
これはその子によると思いますが、0歳11ヶ月から使い始めた娘は最初何回かは嫌がったものの、その後はむしろ大好きになったようです。
これまでスポイト式、綿棒、ピンセット、口吸い式等様々な鼻ケア商品を使って嫌がられていましたし、小児科の鼻水吸引器もギャン泣きだったので、まぁイヤイヤだよなと思ってたんですけど、まさかの大好きです。
見つければ欲しがるし、「お鼻すいすいしよう」というとグズっていてもついてきてくれるし、なんなら吸うのやめると怒り出しました…。何があなたをそうさせるの…?
最近夜泣きがすごく、風邪ではなかったのですが泣いて鼻水ズルズルの時があり鼻吸い器を出したのですが、10分近く吸い続けたがり、さすがにもう…と離そうとする私の手から鼻吸い器を奪って自分で鼻の穴に当ててました…。すごい執念。
なので、試してみるには少し高いですが、他の鼻吸い器はだめでもコレはOKという場合もあるかもしれません。
鼻水キャッチャーから鼻水があふれることはあった?
一家全員風邪で倒れた時、2日近く全くお手入れしてられない時がありました…。
幸い娘は鼻水だけだったのですが、まぁえらい量出てるのに2日間全く処理しなかったら鼻水キャッチャーのキャパを超えてしまい、うっかり逆に傾けてしまった時に少し逆流してしまいました。
ただ、これは風邪かつ毎日処理しない、かつ傾けた場合だったので、鼻水がどんなに酷いときでも1日1回処理していれば溢れることはありませんでした。
もしチューブに鼻水が入ってしまったら?
Pigeonの鼻吸い器を買うにあたって心配だったのが、万が一鼻水が鼻水キャッチャーを超えてしまった場合。
上記の通り、我が家は風邪で一家全滅・お手入れの余裕なしの時にやらかしました。
本体の機械の中に鼻水が入ってしまったのではと慌てましたが、本体裏側をみると外せる部分(吸引トラップ)があります。

外すとこんな感じ。

万が一チューブを通って鼻水が機械本体に入ってしまっても、ここに貯まるようになっていました。
チューブとこのパーツを洗えばOKでした。
お手入れを気にしている人にお勧め
そんなわけで、吸引力は申し分なく、鼻水キャッチャーでお手入れらくらくなのが特徴でした。
私のように、据え置き型電動鼻吸い器のお手入れが面倒くさそうで敬遠してる人に、ピジョンの鼻吸い器はおすすめです。