
妊娠初期はエコーで確認するまでお腹の中がどうなっているか確認することができません。
前回の流産もあり、健診日以外は常に不安でいっぱいです。

順調に大きくなっているんだろうか、心臓は元気に動いてるんだろうか…
もう毎日でもエコーしてほしい!
家でエコーができる道具はないんだろうか…とインターネットを彷徨っていると、エンジェルサウンズなるドップラー心音計というものがあることを知り、早速購入したのでレビューです。
エンジェルサウンズとは
エンジェルサウンズ(Angel Sounds)とは、胎児超音波心音計、ドップラー心音計というもので、赤ちゃんの心拍動を聞くことができる機器です。
原理としては、病院なんかで使われているお腹に置くだけで心音をひろえるあの装置と同じなようです。
経膣エコーのように映像で見れるわけではありませんが、心音が聞こえるので健診と健診の間の赤ちゃんの様子を知ることができます。
エンジェルサウンズの種類
2019年6月現在、エンジェルサウンズは3種類発売されています。
JPD-100S
ベーシックモデルです。
・イヤホンジャック2つ
・ヘッドフォン付
イヤフォンジャックが2つあるため、自分でもう一つイヤホンを用意すれば、旦那さんや上のお子さんと一緒に赤ちゃんの心音を聞くことができます。
JPD-100S mini
JPD-100Sよりも少しお安く買えるモデルです。
・イヤホンジャック1つ
・イヤホン付
安価なモデルの代わりにイヤホンジャックは一つのため、自分一人で心音を聞く人にお勧めです。
JPD-100SA
JPD-100Sの上位モデルです。
唯一スマホアプリと連動可能です。
アプリを利用すると自動的に心音をひろってくれ、簡単に録音できたり、心拍数を出してくれたりします。
・イヤホンジャック2つ
・イヤホン付
・スマホアプリと連動可能
比較
JPD-100Sがヘッドフォン付きのベーシックタイプ、
JPD-100S miniが一人でしか聞けないけれど安価なタイプ、
JPD-100SAがスマホ連動タイプです。
旦那さんと二人で聞きたいならJPD-100S、とにかくお安くならJPD-100S mini、スマホアプリを使いたいという方はJPD-100SAがお勧めです。
スマホ連動タイプを購入しました

コスパで言えばminiですが、色々なレビューを読むと週数が浅いころはなかなか心音を見つけられないこともあるそう。
自分の耳に自信がない…!
また、赤ちゃんの元気の指標&母体の心拍数ではないことの確認として心拍数もしりたい…!
でも心音聞きながら正確に数えられるか自信ない…!
そんなわけで、スマホ連動アプリで心音をひろってくれ、かつ心拍数まで自動で表示してくれるJPD-100SAを購入しました。
使い方
①イヤフォンをする(スマホアプリと連動させる場合はつないでおく)

②お腹にジェルや水などを塗る(人によっては省略可能)
③本体のプローブ部分をお腹にあてる

④スイッチオン、少しずつプローブをあてる位置を動かして赤ちゃんの心音を探す。

必ずお腹にプローブを当ててからスイッチを入れましょう!
スイッチを入れた状態でプローブにお腹をあてるとけっこう大きな音がして鼓膜にきます。
スマホ連動タイプの方はイヤフォンなしでも心音を探せるので、心音を耳で聞きたい時だけイヤフォンをするのもアリです。
その他タイプの人は心音を探す時にイヤフォンまたはヘッドフォン必須なので、プローブを押し当てる動作の時は注意しましょう。
また、お腹を出して測定するため思ったよりも冷えます。お腹にジェルを塗ったり、出したりするのは直前にしましょう。
専用ローションは要る?
私は専用のものでなくても大丈夫でした。
何かプローブの流れをよくできる潤滑油のようなものがあれば代用可能です。
私はジェル状の保湿剤があったのでそれで代用しました。
水や化粧水も試してみましたが、シャバシャバすぎて私は聞きづらかったです。
ただ、水でもうまく聞けている人も検索すると出てきたので慣れなのかなと思いました。
ミルクローションのような少し粘度のあるものでもなんとか聞こえはしましたが、粘度がある程度あるジェル状のものが一番聞きやすかったので、そういったものが手元にない方は専用ローションは一番聞きやすいように作られていると思うのです購入も検討していいと思います。
けっこうたっぷりめにつけたほうが聞きやすかったので、ノイズが入ったりしてなかなかうまく聞こえないよという方はジェルをたっぷりめにつけてみるのがお勧めです。
どのあたりで聞こえた?
なんとなくおへそ付近で聞こえるイメージでしたが、思ったよりも下、おへそから下に5cmくらい下がったあたりで聞こえました。

アンダーヘアにかなり近いあたりでした。
とりあえず臍下5cmくらい、もしくはアンダーヘアの生え際中央付近にプローブを当ててみて、少しずつ動かしたり角度を変えたりしながら探すのがいいと思います。
どんな音が聞こえる?
心音の場合、「トットットッ」という音や「トット、トット、トット」などの刻むような音がします。
母体の心音も拾う可能性がありますが、母体の倍くらいの心拍数が赤ちゃんの心音です。
臍帯音の場合、「シュンシュン」とか「ヒュンヒュン」という音がします。
私の場合、初めは臍帯音は拾えましたが心音が拾えず苦戦しました。
臍帯音のわりと近くで心音が聞こえることが多いので、少しずつ角度や位置をかえて探しました。
使用体験談
私の妊娠初期の体験談です。
前回の流産もあり、毎日病院に行きたい、むしろ家でエコーがしたいという思いから検索してエンジェルサウンズを見つけました。
購入手続きをしたのが10週2日で、2日後の10週4日は手元に届きました。
電池も付属されていたので、すぐ使用することができました。
10週
届いてすぐの10週4日に初めて使いましたが、うまく見つけられませんでした。
翌10週5日に再び試してみましたが、耳ではわからず、アプリが120bmpくらいの音を拾いました。
11週
11週台も何度か試しましたが、耳でこれだ!というものは拾えませんでした。
ただ、アプリでは120bmp〜160bmpくらいを拾うことがありました。
12週
12週5日に初めてイヤフォンで心音を聞くことができました。
160〜170bmpくらいでした。
一度聞こえる場所と感覚を掴めると、これまで聞こえなかったのが不思議なくらいかんたんに見つけられるようになりました。
場所としてはかなり下の方、足の付根の線を結んだ辺りの中央付近がよく聞こえました。
おへそよりも5cmくらいは下でした。
13週
10週くらいでおおきくなったかなと思っていたお腹が、また一段と大きくなりましたが、聞こえる位置は大きく変わらずでした。
お腹が大きくなれば聞こえる位置も若干変わるかなと思っていましたが、このくらいの変化では大差なかったようです。
16週
その後14週も何度か試しましたが、同じくらいの場所で160bmpくらいの心音が聞こえました。
ところが16週、いつもの場所でなかなか心音が見つからない…色々探しているといつもよりもかなり下、おへそよりも10cm近く下の方で見つかりました。
その後、測定最中に心音が聞こえづらくなってヒヤッとしたら、移動していたようで、少し動かした位置で見つかったり。
このくらいの週数になると、赤ちゃんも動き回るのか位置がバラバラでした。
プローブを少しずつ動かして探すのがいいと思います。
19週
これまで、おへそより5〜10cmくらい下の真ん中付近で心音かなという音が聞こえていましたが、19週1日、臍帯音と心音の違いがはっきりわかるようになりました。
心音も少し遠くのところから聞こえる音と、おそらく真下から聞こえる力強い心音など、場所による違いもわかるようになりました。
この頃、胎動を感じることができました。
胎動も最初の頃は常にわかるわけではないので、このあと数週間も胎動がわからず不安な時は使用していました。
38週
胎動がはっきりわかるようになってからはほとんど使うことがなくなっていましたが、38週に入り、胎動が少なくなる日がありました。
病院に連絡し行くことになりましたが、そのちょっとの時間が不安…!
エンジェルサウンズのことを思い出し、久しぶりに使ってみると、元気な心音が聞こえて少しほっとしました。
胎動の減少は危険な場合もあるのですぐ病院が原則ですが、病院に行くまでの少しの間をとりあえず生きてると思って過ごせたのは有り難かったです。
初期こそほしい
私の場合、胎動がはっきりわかるのも遅めで、臨月でもたまたま役立つ機会がありましたが、基本妊娠初期にこそ真価を発揮するものだと思いました。
心拍確認が終わると次の健診まで1ヶ月近く空くこともありますし、私もそうでしたが過去に流産したことがあると初期は流産に特に怯えやすい期間にもなります。
公式HPでは12週前後から、私は12週5日からはっきりと心音を聞くことができましたが、もう少しはやく10週くらいから聞ける人もいるようなので、早くから試してみるのもいいと思います。